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Excuse me

君が笑って 僕が支えて それでいいじゃないか なんて笑って

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あーあ

春になって久しいというのに、その日は朝からとても寒くて悪寒が走る嫌な目覚めをした私は、
足早に階段を駆け下りリビングの椅子に座って新聞紙とコーヒーを並べてほっと一息吐いて、
ようやく温まったなと思ったら玄関のベルが鳴ったのでそそくさと玄関へ向かって歩いて、
扉を開けると外から杖をついた老婆が姿を現して、勝手に家の中に踏む込んできたので私は、
肩を竦めて様子を見ようと考え、一先ず二階にあがって夫を起こそうと思ったのだが、
階段の踊り場までたどり着いたところで階下からがらがらがっしゃーんという壮絶な音が聞こえてきたので、
慌てて階段をすっ飛ばして行くと、なんと老婆がコーヒーの入ったマグカップをひっくり返していたので、
私はいよいよ癇癪が爆発してしまって、老婆に出て行ってくださいというと、
老婆は困った顔をして三回その場でくるくる回って、それから恨みがましい目つきで私をにらみ付けてきたので、
私はいよいよ腹が立って、老婆を思い切り玄関の方へ押しやって、それからそっちの方向を見もせず、零れたコーヒーを拭いていたら、
老婆がいなくなっていたのでほっと安心したのも束の間、なんと杖が玄関に置きっぱなしだったので私は老婆を追って家から出たのだが、
手に持った杖が凛然と輝いて、私は老婆になってしまって、途方に暮れ、
とりあえず街へと繰り出すにしたのだけど、どうやら私は杖をついているのではなく、杖に憑かれているようで、
この呪いを誰かに委託しなければならないなと思い、それからどうしようもなくどこかの家にお邪魔したくなったので、思い切り鼻を鳴らすのでした。
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